物語
お山は大きくなりたくて下町の娘に
お願いをしました
『 毎日石を1つ、つんでほしい』
町娘は毎日石を1つ積みました
毎日毎日、1日1つ
雨な日もかかさず石を積みました
ところが、ある日石をのせても
石は転がってしまい、のせれません
毎日かかさず下町の娘は石をのせても
石は転がってしまいます
激しい雨の日も
風が強く飛ばされそうな日も
娘は毎日石をのせました
それでも石は転がってしまいます
悩みました、諦めようとしもしました
それでも娘は毎日石をつみます
願いしました
『 お山を大きくしたいんです、
どうか、お山の上にのってください』
娘は心から願い
お山が大きくなる姿を想像しました
石をつむと、石は動かずお山の上にのっています
娘は毎日石をつみます
どんな日も
山を降りる時聞こえました
『 ありがとう、小さな女の子』
娘は聞こえたが振り向かず
帰っていきます
そして明日もまた石をつみに行くでしょう